こんな方にオススメです。
このように考えている人はベンチャー(スタートアップ)企業への転職が向いている可能性があります。
しかし「自分はベンチャー企業に向いているのだろうか?」「未知のベンチャー転職で失敗/後悔したくない」と悩んでいる人は多いのでないでしょうか。
事実、ネット上には「ベンチャー転職 失敗」「ベンチャー転職 後悔」といった記事が多くあります。
ベンチャー転職に失敗する人は共通の特徴があります。
ベンチャー企業に転職する際は、あらかじめ知っておかなければイケないことがあります。それを知らずにベンチャー企業に転職した結果、入社してから後悔することになります。
この記事では、老舗企業からベンチャー企業したからこそわかる、ベンチャー転職を成功さるために「事前に知っておくこと8選」について徹底解説していきます。
32歳の時「ITベンチャー企業」に初転職しました。
職種は「営業職」そのままに、業界は食品商社(酒卸売)からIT企業(ECプラットフォーム)へと180°変えました。転職から2年たち営業部で成果を残し、現在は管理部で新たなキャリアを構築しています。
①ベンチャー転職で失敗しないためのマインド6選
例えば、大手企業よりベンチャー企業に勤めている方がより早く成長できると聞きベンチャー企業に転職したのに、実際は定常業務に追われてやりたい業務が全くできず成長を感じられないなどが挙げられます。
このように転職前のイメージと現実のギャップに苦しみ「ベンチャー転職で失敗」する人が多くいます。
ベンチャー転職で失敗しないためには、
- 大企業病にかかっている人は治療する
- ベンチャー企業に必要なマインドを知る
大企業病
ベンチャー転職で失敗しないためには、入社前にそのギャップをできる限り小さくすることが重要になります。
それが、「大企業病の治療」と「マインドセット」です。
失敗しないためのマインドを説明する前に大手企業からベンチャー企業への転職を考えている人は、自分が「大企業病」にかかっていないか確認する必要があります。
大企業病にかかっている場合は、病気を治してからマインドを理解することをオススメします。
大企業病とは
- 仕事の守備範囲を勘違いしている
- 経費(接待費・交際費)の桁を勘違いしている
- 企業ブランドを自分のブランドだと勘違いしている
- 今働いている会社(大企業)の年収を自分の実力だと勘違いしている
- ストックオプション、株について勘違いをしている
大手企業と違い、ベンチャー企業はすべてにおいてリソース(人・モノ・金)が足りていません。
大手企業に勤めているときあたり前だったことが、ベンチャー企業では全然違うなんてことはたくさんあります。
前職(大手)は、〇〇〇だった
とよく聞くのは、上記5つになります。
資金面でベンチャー企業は、
事業を拡大するために人材の獲得や広告宣伝費を確保したいと考えても財務的に厳しく、資金面からビジネスの拡大が鈍化する場合もあります。
近年では投資機関からの出資を受けて、資金調達を成功させ事業を拡大するベンチャー企業も増えています。
が、前提ベンチャー企業(スタートアップ)にお金はありません。
その企業の成長ステージによりますが、エンジェル投資家、ベンチャーキャピタル、銀行などから資金調達をしている企業がほとんどです。
大企業のあたり前が、あたり前ではないことを知ってください。
ベンチャー企業マインド6選
大企業とベンチャー企業とのギャップを小さくした上で、ベンチャー企業に必要なマインドを知っておきましょう。
- 人やポジションを気にしない
- できない理由ではなく、できる理由をひたすら考える
- 常に他責ではなく自責で考える
- 圧倒的当事者意識を持っている
- 事業・部署・PJTを横断して染み出す
- 変化への適応スピードが速い
入社前、すべてを身に着ける必要はありません。
むしろ、ベンチャーマインドを身に着けるために入社を希望している人もいます。
マインドを理解し頭に入れておくだけで、面接時も優位に働きます。
「見逃せない【ベンチャー転職】で失敗しない後悔しない方法6選!」では、さらに詳しく書いているので「ベンチャー転職を考えている」という人はこちらを読んでいただければと思いまう。
②ベンチャー転職に向いている人7選
続いて、ベンチャー企業に「適合する人」「向いている」人について解説します。
ベンチャー転職に興味があるけど「自分はベンチャー企業に向いているのだろうか?」悩んでいる人は多いのでないでしょうか。
- 会社は「自分が成長させる」「自分が変えていく」という志をもっている
- エクセレントカンパニー(優良企業)に所属しているのではなく、エクセレントカンパニーを作りたい
このような志を持っている人は、ベンチャー企業に向いています。
ベンチャー企業の魅力
べンチャー企業の魅力は、たくさんありますが大きくは3つだと思います。
●1つ目は、世の中に未だない革新的なイノベーション(新たな価値を生み出し、社会にインパクトのある革新や刷新、変革をもたらすこと)を創りたい。
→企業の将来性、企業の成長性
●2つ目は、自己成長したい。
→仕事内容、実力主義(成果主義)
●3つ目は、年収(給与)を上げたい。
→株・ストックオプションを含む金銭面
ベンチャー企業は、すべてにおいてリソース(人・物・金)が足りていません。
リソースが足りていないことに魅力があります。
足りない部分を自らが補い「会社を成長へと導く」ことが「やりがい」になります。
事業フェーズは成長段階で、組織粒度も粗いのが特徴です。
指標 | ベンチャー (スタートアップ) | エクセレントカンパニー (優良企業) |
事業フェーズ | 未熟~成長 | 成熟 |
保有するリソース | 不足 | 充実 |
リスクの許容度 | 高い | 低い |
組織化の程度 | 粗い | 細かい |
事業貢献意識 | 集中 | 分散 |
ベンチャー企業に適合する人材7選
結論からお伝えすると「ベンチャー企業マインド6選+1」になります。
ベンチャー企業マインド=適合人材(向いている人)になります。
マインドをもっていればどんなベンチャー企業にも転職できますし、入社後、再現性をもって活躍できる可能性が高くなります。
逆を言えば、7つのマインドをもっている人が少ないのも事実です。
- 人やポジションを気にしない
- できない理由ではなく、できる理由をひたすらかんがえる
- 常に他責ではなく自責で考える
- 圧倒的当事者意識を持っている
- 事業・部署・PJTを横断して染み出す
- 変化への適応スピードが速い
- 仮説設定能力が高い
「業界激震!ベンチャー転職に失敗しない後悔しない【適合する人材】7選!」では、さらに詳しく書いているので「ベンチャー転職を考えている」という人はこちらを読んでいただければと思いまう。
③ベンチャー転職のメリット5選
大企業とは異なり、すべてにおいてリソース(人・物・金)が足りていない、ベンチャー企業に転職するメリットについて解説します。
今の「年収、福利厚生、大企業の看板(ブランド)を捨ててまでベンチャー企業に転職するメリットがあるのか?」悩んでいる人は多いのでないでしょうか。
- 市場価値の急速的上昇(自己成長)
- 将来的な、株やストックオプションなどでの収入
ベンチャー転職のメリット大きく2つあります。
しかし、個人的に「ストックオプション」目当てでベンチャー転職することをオススメしません。
理由として、確実にもらえるモノではないからです。
ベンチャー転職のメリット5選
前職(酒屋営業)の9年間、私は総合営業職(ToC、ToB営業)しか経験がありませんでした。
ベンチャー企業に転職後、3年間で経験した職種は、
- 1年目:営業部(インサイドセール) → 新規リード/取引先獲得
- 2年目:営業部(カスタマーサクセス) → 取引先店舗へのECコンサル
- 3年目:管理部(店舗管理) → 情報/契約/請求/債権管理
「成果を出し続ける」×「できる範囲を広げていく」
その結果、経験したことのない「管理部(店舗管理)」であらたなキャリアを築いています。
市場価値の急速的上昇(自己成長)につながるメリットは、5つあります。
- 圧倒的に幅広い仕事を経験できる
- 早く昇進することができる
- 自分のブランド(value)で勝負できるようになる
- 経営(戦略)の失敗、資本の失敗を目の当たりにして、自分の糧とすることができる
- 会社(周りのメンバー)が成長しているので、自ずと自分もそれに引っ張られる
「市場価値爆上がり!【ベンチャー転職のメリット】5選!」では、さらに詳しく書いているので「ベンチャー転職を考えている」という人はこちらを読んでいただければと思いまう。
④ベンチャー企業に転職してよかったこと / よくなかったこと
ここまで、ベンチャー転職のメリットについてお伝えしてきましたが、他のサイトにも書いてある客観的な情報ではなく、
実際に「ベンチャー企業に転職した人の話が聞きたい」「リアルが知りたい」と思っている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、忖度なしに
今も現役でベンチャー企業に勤めている私が感じている「ベンチャーに転職してよかったこと / よくなかったこと」を解説していきます。
結論からお伝えすると、ベンチャー企業に転職してよかったです。
精神と時の部屋に入っていたかのように短期間で市場価値が爆上がりしている実感があり充実しています。
※精神と時の部屋とは、『ドラゴンボール』に登場する、神様の神殿にある修業部屋です。部屋の特徴(機能)は、①時間の流れが異なる(部屋の外の1日≒部屋の中の1年)②厳しい環境(空気・重力・気温・娯楽無し)に身を置いて修行ができる。
ベンチャーに転職してよかったこと
- 裁量が大きい
- 100人の壁を経験できた
- できない理由ではなく、できる理由を探す思考になる
- 20代で役職者に抜擢される
- 会社の看板ではなく、自分の価値(value)で勝負ができる
ベンチャー企業に転職することがゴールではなく、ベンチャー転職後に成果を出すこと活躍することが重要です。
「転職後の活躍」が重要になるといった意味でも、20~30代のうちにベンチャー企業に転職し大手企業で経験することのできない経験をすることは、
40代以降の自分のキャリアにとって確実にプラスになっていると感じます。
ベンチャーに転職してよくなかったこと
- 給与(年収)は下がる
- 経費(接待交際費など)はほぼ使えない
- 福利厚生が乏しい
- 社内貸与されるPC・スマートフォンのスペックが低い
①は死活問題にもつながることから苦渋の決断になるかと思います。
特に、家庭を持たれている人は自分1人の人生ではないため大いに悩まれると思います。
ただ、事実として日系企業への転職で、
転職時に1社目400万→2社目550万→3社目700万といったように右肩上がりに年収が上がることは絶対にありえません。(※外資企業への転職は例外があります)
日本の転職は目先よりも「転職後の企業での活躍」が重要になると考えます。
事実として、私は前職からベンチャー転職する際に、年収が150万円下がりました。
②~④は、些細なことです。正直、ほとんど気になりません。
逆を言えば、②~④が気になる人はベンチャー企業に向いていないかもしれません。
「ベンチャー転職者が伝える【ベンチャーに転職してよかったこと / よくなかったこと】」では、さらに詳しく書いているので「ベンチャー転職を考えている」という人はこちらを読んでいただければと思いまう。
⑤ベンチャー転職【おすすめ転職サイト/転職エージェント】12選
ここまで、読んでいただき、
ベンチャー企業(スタートアップ)に転職を考えているけど、ベンチャー転職は普通の転職と違って活用する「転職サイト」や「転職エージェント」は異なるの?
そんな疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、私が「ITベンチャーに転職するにあたり使用したサービス」と転職後にわかった「おすすめベンチャー転職サイト/転職エージェント」を解説します。
- 転職サイトで情報を仕入れながら、サイトだけではわからない部分も多いので「ベンチャー業界に詳しい」転職エージェントを活用する
- 「詳しい」とは、変化の激しいベンチャー業界において、最新の情報をどれだけ持っているが重要になる
おすすめ転職サイト6選
- doda転職サイト:求人数とコンテンツ数が業界トップクラス
- リクルートエージェント:業界最大手、求人数、知名度No.1
- ビズリーチ:ハイクラス向けスカウトNo.1
- リクナビNEXT:求人数トップクラス!自己分析ツールも豊富
- JAC Recruitment転職サイト:ハイクラス実績多数
- Green:IT業界の求人に特化した転職サイト
おすすめ転職エージェント6選
- doda転職エージェント:求人が豊富でサポートも手厚い
- リクルートエージェント:転職決定数、求人数、登録者数No.1
- JAC Recruitment転職エージェント:ハイクラス実績多数
- GEEKLY(ギークリー):ITベンチャーに特化した転職エージェント
- for Startups:ベンチャー(スタートアップ)に特化した人材会社
- キープレイヤーズ:ベンチャー(スタートアップ)に特化した人材会社
結論
結論をお伝えすると、
転職サイトに登録し独自に情報を収集しながら、転職エージェントは100%活用しましょう!!
では「求人数が多い大手エージェント」と「専門性の高い特化型エージェント」どちらを選ぶべきか?
答えは、あなたの転職状況により変わるため一概には言えませんが、
それぞれに、良いところがあるため両方に登録し「良いとこどり」をしましょう!!
大手のdodaやリクルートは求人数も多く実績も豊富ですが、ベンチャー業界に詳しいエージェントと出会えるかわかりません。
ベンチャー業界に詳しいエージェントとは、
企業名を知っているわけではなく、そのベンチャー企業がどういった社風(社長や取締役を知っているか)であり、どういった形でビジネスを伸ばしていくか知っている点にあります。
また、変化の激しいベンチャー業界においては最新の情報をどれだけ持っているが重要になります。
ベンチャー企業に詳しいエージェントは「専門性」の高い分野に多く在籍しています。
エージェントを活用する最大のメリットは「情報」です。転職サイトやネット情報などにはない「非公開情報」や「企業データ(過去のデータ/傾向)」をもっている点です。
また、転職エージェントを複数社つけた方がいい理由は「良いとこどり」をするためだけではありません。
- より多くの情報を仕入れられる
- A社にあってB社に無い情報を仕入れられる
- エージェントとの相性
- エージェントにもKIPがある(最適を紹介してくれているかわからない)
詳しくは、次の章で解説します。
「後悔しない転職をしよう!ベンチャー転職【おすすめ転職サイト/転職エージェント】12選!」では、さらに詳しく書いているので「ベンチャー転職を考えている」という人はこちらを読んでいただければと思いまう。
⑥転職エージェントのメリット5選とデメリット3選
転職を考えているけど「転職エージェントを活用するメリットがわからない」「どのように転職エージェントを活用すればいいのかわからない」このように、お悩みの人も多いのではないでしょうか。
ここでは、私が転職をするにあたり転職エージェントに感じた「メリットとデメリット」と転職後「ベンチャー企業管理部から見た転職エージェントの活用方法」を解説します。
- デメリットよりメリットの方が圧倒的に多い
- 転職エージェントは同時に2~3人活用する
転職エージェントの仕組
あなたが転職活動をするにあたり、内定が出ても出なくても1円も費用は掛かりません。では、エージェントはどこから報酬を得ているのか?
転職エージェントの報酬は、転職希望者が企業への内定が決まったのち、実際に入社した際に企業から支払われます。
企業側から希望する人材を探してほしいという要望に対して、転職エージェントが希望する人材を紹介し、その紹介報酬という形で報酬が支払われます。
転職エージェントのメリット/デメリット
- 履歴書・職務履歴書の添削
- 面接対策
- 企業における選考ポイントを聞ける(通過理由/否決理由)
- 非公開求人を紹介してもらえる
- 本当に転職すべきか(人生の棚卸)
- エージェントと合わない
- 自分のペースで活動はできない
- エージェントの目標に左右される
結論
転職エージェントに登録をする前に、最低限の知識は入れておきましょう。
転職希望者にある程度知識があり、自分の軸がしっかりしていれば全く問題ありませんが、知識が全くない、または自分の軸がブレがちな人は、本、ネットなどでまず知識を入れてからエージェント登録を行いましょう。
転職エージェントは慈善活動ではありません。転職希望者に対して「最高の転職をしてほしい」と思っている一方で、自分の「目標数字達成」のためにカモにされてしまう場合もあります。
そして、転職エージェントを2~3人使用する理由は、
- 使用した人数分より多くの情報が手に入る
- エージェントにより持っているいる情報が異なる
- エージェントと人間的に合わなかった場合のリスクヘッジ
また、ある程度自分が転職したい業界や方向性が決まっている人は、自分の希望する業界や職種について担当エージェントがどのくらいの知識を持っているか確かめましょう。
「転職エージェントの使い方!【3分で解決】メリット5選とデメリット3選!」では、さらに詳しく書いているので「ベンチャー転職を考えている」という人はこちらを読んでいただければと思いまう。
⑦ベンチャー転職の面接で質問すること4選
ベンチャー企業への転職活動をする中で「赤字のベンチャー企業には転職しない方がいいのか」面接時の質疑応答で「なにを質問したらいいのか」「どこまで質問をしていいのか」わからない。このようにお悩みの人も多いのではないでしょうか。
ここでは、現役でITベンチャー企業に勤務しているからわかる「赤字のベンチャー企業へは転職しない方がいいのか?」「面接時にどんな質問をすればいいのか?」について解説します。
2つのことが明確になっていれば、現在企業が赤字でも問題ありません。
- その企業の勝ち筋は、明確になっているか
- 将来的に間違いなく黒字化して伸びていく道筋は明確になっているか
赤字でもベンチャー企業は問題ない
ベンチャー業界は、Jカーブのような曲線を描いて成長していきます。
ベンチャー企業は目の前の単月黒字化よりも、将来的な売上の増大、シェア拡大を目指しているため、広告費・人件費の先行投資などで赤字になることは珍しくありません。
ネット情報だけを見て「このベンチャー企業は赤字だからやばいのでは?」と考える必要は一切ありません。
ベンチャー企業で重要なのは、
- 今は赤字だが、今後黒字化して伸びていく企業を選択する
- 市場が成長していて、企業のビジネスモデル(収益構造)に明確な勝ち筋が見えている
この2つが重要になります。
初期~中期(シード期~シリーズB)の時にでどれだけ赤字を掘って事業基盤を作れるか。広告費を使用しなくても黒字化できる基盤作りが大切になります。
解説してきたように「赤字かどうか」は全然重要ではありません。
ベンチャー転職の面接で質問すること
とは、言っても赤字の企業に入社することは不安が残ります。会社が倒産しない保障などありません。
そこで、あなたが抱く疑問や不安を解消するために面接時に「逆質問」をしましょう。
面接時に質問することは、2つの意味があります。
- 面接評価を上げるための質問
- 求職者(あなた)が抱く、疑問や悩みを解消する質問
面接評価を上げるための質問
一概には言えませんが、以下のような質問が的確にできると面接での評価は上がります。
- 経営者視点での質問:経営者視点で事業をとらえることができる能力
- 自分なりに仮説を立てての質問:仮説検証能力
- 事前調査や面接の中で見えてきた企業課題に対する質問:課題を発見する能力
特に、メンバー候補としての面接ではなく、リーダー、マネージャー候補としての面接の場合「逆質問」は重要な意味を持ちます。
的外れな質問をしてしまった場合、面接評価が下がることもあります。
また、面接時に「逆質問」をする意味について、勤めている会社(今私が勤めているベンチャー企業)の取締役に聞いてみたところ、
- 志望意欲の確認
- 自社への興味関心・理解度の確認
- コミュニケーション能力の確認
- 人間性や能力(スキル)の確認
- 転職希望者の価値観の確認
- 入社前の不安・疑問の解消
などを確認するためだと言っていました。
質問してくる内容で、転職希望者の能力が見えることもあるそうです。
疑問や悩みを解消する質問
ベンチャー企業への転職で、内定者が最も悩んでいることは、その企業が「どうやって勝つのか」「勝とうとしているのか」を具体的に知らないこと
要するに、その企業がどのように売上を伸ばし黒字化していくのか、勝ち筋が全く見えていないので内定が出てから不安に襲われる
あなたが抱く、疑問や不安を解消するために面接時に「逆質問」をしましょう。
面接時の逆質問でストレートに「売上を教えてください」「利益を教えてください」「KPIを教えてください」と質問しても答えてくれる企業は少ないでしょう。(社外秘情報のため)
しかし、企業側もすべてを隠しているわけではないので、丁寧に質問していけば教えてもらえる場合も多くあります。
では、どのように質問をすればいいのでしょうか。
ベンチャー転職の面接で質問すること4選
主にToBをメインで事業展開しているSaaS企業向けになりますが、聞き方を少し変えて聞けば、ToB以外の事業でも応用は可能になります。
- MRR(月次経常収益)は何社くらいあるのか
- 毎月、何社くらい新規獲得しているのか
- チャーンレート(顧客の解約率)
- 顧客の平均単価
「【赤字のベンチャー企業はやばいのか?】ベンチャー転職の面接で質問すること4選!」では、さらに詳しく書いているので「ベンチャー転職を考えている」という人はこちらを読んでいただければと思いまう。
⑧日本を創るおすすめベンチャー企業
ベンチャー企業(スタートアップ)に転職を考えているけど「数が多くて探し方に困っている」「情報の集め方に困っている」「企業の良し悪しがわからない」という人も多いのではないでしょうか。
ここでは、ITベンチャー企業に転職し経験してきたこと学んだことを踏まえて【日本を創るおすすめベンチャー企業一覧】を解説します。
今回、記載する上で以下3つの判断基準を設けました。
- 著名なメディアで紹介されている(または、業務実績)
- 資金調達をしている
- 独創的なサービス展開
※優劣をつけるランキングではありません。掲載企業は、私の経験から素晴らしいと感じる企業紹介になります。
- 株式会社SmartHR
- 株式会社ビビッドガーデン
- ユアマイスター株式会社
- 株式会社ヌーラボ
- 株式会社PoliPoli
- 株式会社Brave group
- 株式会社フロンティア・フィールド
- 株式会社ガラパゴス
- Ubie株式会社
- ANYCOLOR株式会社
- 株式会社パトスロゴス
※情報は、2022年10月10日時点
※随時更新していきます
「【厳選イチオシ】2022年【日本を創るおすすめベンチャー企業一覧!】」では、詳しく「上場しているか、資金調達の経緯、事業内容」などを記載しています。「ベンチャー転職を考えている」という人はこちらを読んでいただければと思いまう。
⑨まとめ
ベンチャー転職に失敗する最大の原因は、転職者のベンチャー企業に対する、
入社前の【イメージ】と入社後の【現実】とのギャップが大きいことです。
そのギャップを無くすために、
大手企業に勤めているときあたり前だったことが、転職先でも同じだという考えを捨てることが一歩目になります。
考えを捨てたうえで、ベンチャー企業で活躍するためのマインドを理解してから入社すると入社後に活躍できる可能性が高くなります。(一朝一夕では身につかないのでまずは理解から始める)
ベンチャー企業に転職する最大のメリットは市場価値の上昇(自己成長)です。
働き方改革、新型コロナウイルス、終身雇用・年功序列の廃止、人生100年時代などにより、
「会社が自分の人生を保障してくれなくなったので、自分の人生は自分で守るために実力をつけたい」「将来が、不安だから会社の看板に頼らず、個として一人で稼いでいくことのできる力を身に着けたい」
このように考えている人にとってベンチャー企業は最適の場所です。
また、ベンチャー企業にも当然「良い面」と「悪い面」があります。
私個人の意見になりますが、良い面に比べれば悪面などわざわざ取り上げるには値しない些細なことだと感じています。
逆に気になる人は、ベンチャー企業に向いていないかもしれません。
そして、ベンチャー転職を考えているなら、
転職サイトで情報収集をしながら、転職エージェントをつけることをオススメします。
ベンチャー転職にオススメの転職エージェントは、
ベンチャー業界に詳しいエージェントです。
企業名を知っているわけではなく、そのベンチャー企業がどういった社風(社長や取締役を知っているか)であり、どういった形でビジネスを伸ばしていくか知っている点にあります。
また、変化の激しいベンチャー業界においては最新の情報をどれだけ持っているが重要になります。大手のdodaやリクルートは求人数も多く実績も豊富ですが、ベンチャー業界に詳しいエージェントと出会えるかわかりません。
「求人数が多い大手エージェント」と「専門性の高い特化型エージェント」それぞれに、良いところがあるため両方に登録し「良いとこどり」をしましょう。
しかし、転職エージェントにも「メリット/デメリット」があります。
転職エージェントに登録をする前に、最低限の知識は入れておきましょう。
転職希望者にある程度知識があり、自分の軸がしっかりしていれば全く問題ありませんが、知識が全くない、または自分の軸がブレがちな人は、本、ネットなどでまず知識を入れてからエージェント登録を行いましょう。
私が、ベンチャー企業に関する情報を書いているのは、
「仕事が楽しい」と心から思える人を1人でも多く増やすためです。
これを作り出すには3つの事が必要になると考えています。
①世の中の役に立つこと!
contribute
②自分自身が成長すること!
grow up
③仲間と喜びを分かち合うこと!
このすべてがそろっているのがベンチャー企業です。
月曜日が待ち遠しいと思える会社で働きましょう!!
そのために何か1つでも参考になってもらえれば幸いです。
⑩番外編
個人的なおすすめとして、ベンチャー企業の社長や役員のSNSをフォローしてみてください。現場の生の声をリアルタイムで知ることができます。
その企業がぶつかっている壁、現在求めている人材、社長や役員の考えなどを垣間見ることができます。
ベンチャー企業を知る上でよい機会になります。