こんな人にオススメです
「なぜ、面接で不合格になるのかわからない」「企業は、自分の何を見ているのか」このように悩んでいる人は多いのでないでしょうか。
なぜ、企業が求める人物像になる努力をしたにもかかわらず、不合格になってしまうのでしょうか。
それは、あなたが「企業が求めない人物像に合致している」可能性があるからです。
あらかじめ転職活動をする前に、どの企業にも共通して言える「企業が求めない人物像」を理解しておく必要があります。
この記事では「企業が求めない人物像3選」と「求めない人物像に合致していた場合どうすればいいのか」について徹底解説していきます。
私は32歳の時「ITベンチャー企業」に初転職しました。
職種は「営業職」そのままに、業界は食品商社(酒卸売)からIT企業(ECプラットフォーム)へと180°変えました。転職から2年たち営業部で成果を残し、現在は管理部で新たなキャリアを構築しています。
①企業が採用したくない人
中途採用の転職活動で企業が合否の判断材料として重視しているのは、
「即戦力性」と「人物面」です。
即戦力として業務を任せられる人物なのか?
社風に合った人物なのか?
この2つを企業は書類や面接などで判断します。
あなたは、この2点を企業にアピールできるように、事前に情報収集や対策をしなくてはなりません。
自己アピールの準備は当然必要ですが、面接を突破するだけの対策をしていると、思いもよらぬ穴にはまってしまうかもしれません。
「魅力的な書類(履歴書/職務履歴書)を作成できた」
「面接もに完璧に答えた」
なのに、結果はいつも不合格。。。
そんな事態が起きていませんか?
なぜ、企業が求める人物像になる努力をしたにもかかわらず不合格になってしまうのでしょうか。
それ、「企業が求めない人物像」に合致している可能性があります。
企業の面接時間は、おおよそ30分~60分です。面接官は限られた時間の中で多くの応募者の中から「ホンモノ」だけを残すためにふるいにかけます。
そこで「絶対に採用したくない」というマイナス要素に引っかかる人から、どんどん落としていく消去法が手っ取り早く行われています。
実は、企業は「こういう人に入社して欲しい」という「求めている人物像」を考えると同時に「こういう人には入社して欲しくない」という「求めない人物像」も考えています。
そして、求めない人物像に1つでも当てはまってしまうと不採用となります。
つまり、転職活動で注意しなくてはならないことは、
企業が求める人物像に「近づく努力」だけではなく「求めない人物像」に当てはまることを回避する対策も必要なのです。
この記事では、企業が採用したくない人の特徴3選を解説します。
転職活動をする際は、必ず意識してください。
②企業が採用したくない人の特徴3選
元気がない人
企業が採用したくない人の特徴1つ目は「元気がない人」です。
「何を当たり前のことを言っているんだ」と思われるかもしれませんが、基本中の基本だからこそ、忘れてしまいがちなことであり、
実際、多くの人がこれで不採用になっているため、初めにお伝えしておきます。
うち(著者の会社)の人事責任者に採用で重視していることを聞いた際も「選考で最も重視していることは元気であること」と明言していました。
元気がないと判断さる要素としては「声が小さくて聞き取れない」「笑顔が全くない」「疲労感が出てしまっている」などが該当します。
なぜ、企業は元気がない人を採用したくないのでしょうか。
それは、顧客対応が必要な職場では顧客先に出せないことが一番の理由になります。
しかし、理由はそれだけではありません。
もう一つの理由は、社内のほかのメンバーのモチベーションを下げてしまうリスクがあるからです。
「顧客対応をする仕事ではないから、明るくふるまう必要はない」と考えている人は、この理由に該当している可能性があります。
一人で完結する仕事は、基本的にはありません。
顧客対応をしない仕事だとしても、社内の人とコミュニケーションをとる場面は必ず出てきます。
特に中途採用で入社するのであれば、業務の仕方を教えてもらう立場なので、コミュニケーションを必要とする場面は多くなります。
逆の立場で考えてみてください。
あなたが、中途採用で入社した人に業務を教える役割を担うことになったとします。
その人が、やる気のなさそうな元気のない態度だったらどう思いますか?
「反応が薄い」「本当に理解しているのか」不安になりますよね。
そして、その人とこの先働くことにも「不安」を感じてしまうのではないでしょうか。
仕事を教える立場ではなかったとしても、同じオフィスに元気のない人が来たらどのように感じますか?
このように、社内に元気のない人がいると「社内に悪影響」を及ぼしてしまう可能性が高く、社員同士の関係性も悪化するリスクがあります。
したがって、このようなリスクを企業は抱えることができないので「元気がない人を不採用」にします。
このように思われないために、単純に元気よく振る舞うことにことになりますが、
よく勘違いされるのが、体育会系のように「明るく、ノリよく振る舞え」ということではありません。
人とコミュニケーションをとる上で最低限すべきことをするのが重要です。
難しい対策はいりません。
姿勢を正し笑顔ではっきり話す。これだけです。
笑顔が苦手なのであれば、しっかり目を見てはっきり話すことができれば問題ありません。
とにかく暗いトーンで話さないことを意識しましょう。
しかし、頭でわかっていても、なかなか改善が難しい場合もあると思います。
「今までそんなことやったことないし」
「いまさら、自分を変えることなんてできるのか」と思っている人もいるかと思います。
そんなときのテクニックを1つお伝えします。
面接官とは初対面であるため、過去のあなたのことを知りません。
つまり、仮に今まであまり元気よく振る舞ってこなかったとしても、それを面接官は知りません。
したがって「じぶんを変えることを恥ずかしいと思う必要はありません」
「変わったね」と言われると、どこか恥ずかしさを感じてしまいますが、面接官から言われることはありません。
人生を変える転職の機会に自分自身を少し変えてみてはいかがでしょうか。
こだわりが強い人
企業が採用したくない人の特徴2つ目は「こだわりが強い人」です。
中途採用で出ている求人には、具体的な業務内容が記載されているので、その業務をやりたいがために応募することは何も間違っていません。
しかし「特定の業務しかやりたくない」とこだわりの強い人は、企業が求めない人物像になっている可能性があります。
「企業はその業務をやってほしいから求人を出しているのに、そんなのおかしいじゃないか」と感じるかもしれません。
しかし、その背景を知ることで納得いただけると思います。
企業は求人を出した時点では、入社後に就いてほしい業務が決まっているので、その業務についてもらえる人を採用します。
しかし、何年も同じ業務をやってもらおうとは考えていません。
企業は世の中のニーズや市況感にあった事業戦略を常に考えなくてはなりません。企業は常に成長し続けていかなくてはならず、その過程においてビジネスも変化していきます。
ビジネスが変化すれば業務内容にも変化が生じます。場合によっては就いていた仕事がなくなることもあれば、別の仕事をお願いされることもあります。
したがって企業は「私はこの仕事しかやりたくありません」という人に対して、希望する仕事以外をお願いしたときに「辞めてしまうリスクが高いと思ってしまい」採用に消極的になります。
実際にうち(著者)の会社でも、特定の技術を極めたいという思いが強すぎたばかりに、それだけで不合格になっている人がいました。
特にベンチャー企業は、新しいことにスピード感をもって挑戦しなくてはならないので、一つのことだけをやりたいという人は採用されずらい傾向にあります。
では、そう思われないために、どうすればいいのでしょうか?
こだわりが強すぎないことを見せる必要がありますが「私は何でもやります」「なんでもやらせてください」というだけでは、逆に仕事へのこだわりを何も持っていないと思われてしまいます。
そこで「2段階でキャリアの希望を伝える」という方法を実践してみましょう。
まずは、求人票に書かれている業務を中止に行わなくてはならないので「その内容にそった業務をやりたい」とアピールする必要があります。
そしてそこで、終わるのではなく「将来的にどのようなことに挑戦していきたいのか」まで伝えられるといいでしょう。
ここで、ポイントなのは「いままで培ってきた経験を活かしつつも、チャンスがあればいろいろなことに挑戦していきたい」というスタンスで伝えることです。
そうすることで、仮に違う業務を任されたとしても「安心してお願いができる」と思ってもらうことができます。
他責志向がある人
企業が採用したくない人の特徴3つ目は「他責志向がある人」です。
他責志向がある人とは「失敗の原因を他人のせいにしてしまう人」です。
具体的には次のような発言をする人です。
「会社が教育をしてくれなかったからスキルが身につかなかった」
「パートナー企業がミスを犯したので納期が遅れた」
「売上目標が達成されなかったのは、景気が良くなかったからだ」
これらの発言について共通することは「私について一言も触れていない」ことです。
「私がない」
他人および外的要因によって発生した失敗であり「私は何も悪くない」と聞こえてしまいます。このように発言してしまう人は「企業の求めない人物像」に合致しているので気をつけましょう。
なぜ、他責志向の人を企業は採用したくないと思うのか?
それは、成長意欲がないと思われるからです。
どれだけ優れたビジネスパーソンでも、様々な失敗を乗り越えて成長しています。
失敗を認め「同じことを繰り返さないためにどうすべきか」を考えることで、人は成長します。
にもかかわらず「失敗を認めない」「自分は何も悪くない」と考える人がいたら、その先の成長を見込むことができず、企業からすると不要な人材となります。
もしかしたら、本当に他人や外的要因によって失敗が発生してしまったのかもしれません。
しかし、自分もその場にいた当事者です!!
少なからず失敗を避けるためにできたことや、リカバリーするためにできたことはあったはずです。
したがって、他責志向がある人だと思われないためにも主語を「私」にして話す必要があります。
先ほどの例で言えば、
「売上目標が未達なのは景気が悪かったからです」と話すのではなく、
「景気が悪くなってしまったにもかかわらず」「私が今までの営業手法を変えずに取り組んでしまったことが原因」で「未達に終わってしまった」と、
あくまでも「私はどうだったのか」を伝えるようにしましょう。
③まとめ
「企業が求める人物像」と「企業が求めない人物像」の2つが存在することがわかりましたでしょか。
改めて、内容を整理しますと、
面接官は限られた時間の中で多くの応募者の中から「ホンモノ」だけを残すためにふるいにかけます。
そこで「絶対に採用したくない」というマイナス要素に引っかかる人から、どんどん落としていく消去法が手っ取り早く行われます。
企業は「こういう人に入社して欲しい」という「求めている人物像」を考えると同時に「こういう人には入社して欲しくない」という「求めない人物像」も考えています。
企業が採用したくない人の特徴は、
- 元気がない人
- こだわりが強い人
- 他責志向がある人 です。
企業が「求める人物像」に近づけるだけではなく「求めない人物像」にならないように努力することも重要になります。
また、転職において最も重要なことは「転職する目的」を明確にして転職活動に臨むことです。
自分の中で転職する「目的」が曖昧だと、必ず企業選択のミスマッチにつながり後悔します。
以下の記事では、今回、お伝えできなかった転職活動における重要な事実をまとめていますので、ぜひ合わせて読んでください。