◆ベンチャー企業(スタートアップ)に転職しようか考えているけど・・・
◆どのベンチャー(スタートアップ)企業が伸びるのか?成長するのか・・・
◆ベンチャー企業(スタートアップ)への転職で失敗したくない・・・
ベンチャー企業(スタートアップ)に転職を考えているけど、「ベンチャー企業が10年以内に潰れる確率は90%以上」とも言われています。せっかく転職してもすぐに倒産されたら困る。
どのベンチャー企業が伸びるのか成長するのか?判断に悩まれている方も多いと思います。
私は、新卒で酒屋(酒専門の卸売業)の営業として就職しました。
そして、32歳の時初転職しました。その時、ITベンチャー企業への知識はほぼありませんでした。
職種は営業職そのままに、業界は食品卸売業(酒の中間流通)からIT企業(ECプラットフォーム)へと180°変えました。転職から2年たち営業部で成果を残し、現在は管理部で新たなキャリアを構築しています。
この記事では、ベンチャー企業を全く知らないままに転職し、そこから経験して学んだ「成長するベンチャー企業の見極め方」5選を徹底解説していきます。
結論から申し上げると、
そのベンチャー企業がどんな「市場(業界)」に参入しているかで大きく左右されます。
- 参入している市場(業界)が伸びている
- 経営者、経営メンバーが良い
- 敵が少ない、または敵が弱い
- 組織力、営業力がある
- 既に成功事例があるビジネスモデル
①見極め方解説
①参入している市場(業界)が伸びている
サイバーエージェントの藤田晋氏は取材の中で、
“時流にあわせて新しい事業を展開していったからだと思います。逆に言うと、ひとつの事業だけに固執していたら、サイバーエージェントは生き残れなかったでしょう。“「ベンチャー通信28号(2007年11月号)」
楽天株式会社の三木谷浩史氏も取材の中で以下のように語っています。
“インターネットの可能性を真剣に信じていたからでしょうね。つねに私たちは世の中の1歩先、2歩先を見すえて商売をしてきました。つまり、「他社がこうやったからウチはこうやろう」といった現状追随型じゃない。“「経営者通信28号(2013年11月号)」
“いずれにしても発展していくものなのです。どうせあらがえないのであれば、テクノロジーの進化の先端にいたほうがいい。“「日経ビジネス(2022.1.25)」
時代の流れを先読みし、その市場で商売をすることがいかに重要か語られています。
新型コロナウイルスによる、生活様式の変化・働き方の変化によって業界地図も大きく変化しています。
- IT業界
- 電子部品・半導体業界
- エンタメ業界
- インターネット広告業界
- EC業界
- 医療・介護業界
- 農業業界
- 飲食業界
- 旅行・航空業界
- アパレル業界
- テレビ業界
- 新聞・出版業界
- 金融業界
②経営者、経営メンバーが良い
影響力を持ったワンマン社長が悪い訳ではありませんが、社長も人間です。時に間違った判断をすることもあります。そんな時、社長に助言・アドバイスができる経営メンバーがいる企業の方が強いと感じます。
③敵が少ない、または敵が弱い
参入している市場(業界)で競合が少ないことは重要な要素です。
後発な上にレッドオーシャン(血で血を洗う「真っ赤な海」のような競争の激しい市場)で勝負をしても勝ち目はありません。また、可能な限り圧倒的No.1がいない業界が望ましいです。
ECサイトと言ったら「楽天」
カップラーメンと言ったら「日清食品」 といったように。
市場がブルーオーシャンかの見極めが重要です。
④組織力、営業力がある
成長しているベンチャー企業に必要不可欠な要素と言っても過言ではありません。成長している企業は、組織の統率力があり、営業メンバーは「GRIT力(やり抜く力)」と「執行力(現実できる力)」が必ずあります。
成長しているベンチャー企業で営業組織が弱い企業は聞いたことがありません。
⑤既に成功事例があるビジネスモデル
ある程度、成功している競合がいる方が転職先の成功確率も高くなります。すでに成功している競合のビジネスモデル、データを分析してマネをすれば良いからです。
マネをすることは悪いことではありません。むしろ、ビジネスを成功に導くためのセオリーです。
「一勝九敗」の理論から、まだ、成功している企業がいない市場でイノベーションを起こすことは至難の業です。
②どこの業界にしぼるか
「成長するベンチャー企業の見極め方5選」は、事前に自分で調べられるコトと調べるのが難しいコトがあります。
- 参入している市場が伸びている → ★調べられる
- 経営者、経営メンバーが良い → 難しい(転職エージェント情報)
- 敵が少ない、または敵が弱い → ★調べられる
- 組織力、営業力がある → 難しい(転職エージェント情報)
- 既に成功事例があるビジネスモデル → ★調べられる
5個中3個は、ネット情報や業界情報誌から調べることができます。
しかし、「②経営者、経営メンバーが良い」 ・ 「④組織力、営業力がある」に関して、転職活動中に自分の力のみで調べるのは困難です。
方法として、以下があります。
- 転職エージェントから情報をもらう
- 社長や経営メンバーとの面接時にストレートに聞いてみる
- 内定後、社内のメンバーに合わせてもらう
成長しているベンチャー企業に転職できたからと言ってそれが、「あなた自身の転職の成功」とは言えません。
転職において一番重要なのは
「自分はなぜ転職をするのか(転職理由)」です。
今一度、そこを考えてみてください。
その上で、人生100年時代!ベンチャー企業への転職はあなたの市場価値を飛躍的に上げる起爆剤になります。
「自分はなぜ転職をするのか(転職理由)」×「業界選択」
是非、考えてみてください。
番外編
伸びているベンチャー企業を探すコツとして、
SNSや動画投稿サイトなど、様々な媒体で検索することができます。多くのベンチャー企業は知名度向上のために、様々なメディアで露出しているからです。
社長自身がTwitter投稿をしていたり、YouTubeに露出していることもよくあります。
ベンチャー企業社長のTwitterをフォローしまくるから始めるのもありだと思います。